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バドミントンのフォルト完全ガイド【初心者向け・ルール解説④】

ルール解説シリーズも第4弾となりました!
これまで「点数の数え方」「コートの使い方」「サーブのルール」を解説してきましたが、
今回は試合中に気をつけたい 「フォルト(反則)」 についてご紹介します。

フォルトをしてしまうと相手に点が入ってしまうだけでなく、試合そのものが楽しめなくなってしまうこともあります。
また、審判をする際にもフォルトを理解しておくことはとても大切です。

フォルトの種類を知っておくと、試合中に慌てることが減り、プレーにも余裕が生まれてきます☝️
今回は初心者の方にもわかりやすく、代表的なフォルトのパターンを解説していきますね。

フォルトとは

フォルトとはルール違反・反則のことです。

しかし注意していただきたいのが、故意の妨害行為だけでなく、

サービスミス(例:シャトルがネットを越えない、コート外に落ちる)などもフォルトになるということです。

妨害行為などの悪いことをした=フォルト

ではなく、あくまで規則に反する行為を行った場合を指すことに注意してください。

フォルトをしたらどうなるの?

審判からフォルトと判断された場合は、相手チームに1点が加算され、サーブ権が移ります。

フォルトの種類

では早速フォルトの内容を見ていきましょう。

ここでは簡単に解説していますので、より詳しく知りたい方は

競技規則

をご覧ください。

サービス(サーブ)時のフォルト

  • サービスの打ち方がルールに反している場合(例:腰より上で打つ、位置が違う など)
  • サーブが
    • ネットの上に乗る
    • ネットを越えたあとネットに引っかかる
    • レシーバーのパートナーが打つ(順番間違い)

打ち間違いは主審がきちんと見ていれば防げますので、審判時はサーバー、レシーバーをしっかり確認しましょう。

ラリー中のフォルト

  • シャトルがコートの外に落ちた
  • ネットを越えなかった
  • 天井・壁などに当たった
  • 自分の体や服に触れた
  • コート外の人や物に当たった
  • シャトルをラケットに乗せて投げるように打った
  • 同じ選手が2回連続で打つ(二度打ち)
  • パートナー同士が続けて打つ(ダブルス)
  • シャトルがラケットに当たったが相手コートに飛ばなかった

プレイヤーによるフォルト

  • ラケットや体、服がネットまたは支柱に触れる
  • ラケットや体がネットの上から相手コートに侵入する(ただし、打った勢いでラケットがネットを越えるのは可)
  • ネットの下から相手コートに入り込んで、相手を妨害する
  • 相手の正当なプレーを邪魔する・妨害する
  • 声や動きでわざと相手の注意をそらす

スポーツマンシップ違反

  • ラケットを投げる、暴言、試合を遅らせるなど(第16条にあたる行為)を繰り返し行う、またはやめない場合

レットとの違い

フォルトと間違えやすい用語として、レットがあります。

レットとは、やり直しのことで、フォルトとは異なり点数やサーブ権の変更はありません
ラリーが無効となり、直前のサーブからやり直します。

レットになる場合は以下です。

  • レシーバー(受け手)の準備ができていないのにサーブをしたとき
  • サーバーとレシーバーの両方が同時にフォルトしたとき
  • サーブがネットに引っかかったり、ネットの上に乗ったとき
  • プレー中にシャトルが壊れたとき(羽が取れる・分解するなど)
  • コーチや外部要因でプレーが中断されたとき
  • 線審・主審が判定できない場合や、リプレーでも判断がつかないとき
  • 予期しないアクシデントが起きたとき(照明トラブル、他コートのシャトルが飛び込んでくるなど)

さいごに

フォルトやレットは、バドミントンの試合を公平に進めるために欠かせないルールです。
特にフォルトは試合の流れを大きく左右します。

どんなプレーが反則になるのかを理解しておくことで、
無駄な失点を防ぎ、よりスムーズで楽しいラリーができるようになります🏸

また、審判をする機会がある方にとっても、正しい知識は必須です。
ルールを知ることが上達への第一歩です。

次回は「試合をスムーズにするためのマナーと心得」をテーマにお届け予定です。
より試合を楽しいものにするため、知っておきたい心得をご紹介します。
ではまた!

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