日本バドミントン協会は今月2日、世界バドミントン連盟の理事会で
15点3ゲーム先取制
が承認されたと発表しました。※正式決定は来年予定
「21点ではなくなるの?」「今までのルールはどうなるの?」と疑問を持つ方もいると思います。
今回は、新ルールの変更点と理由、15点制でどうプレーが変わるのかなどを解説していきます。
変更点
これまでのバドミントンの試合は、国際ルールとして 21点を先に取った方が勝ち(3ゲームマッチ) という形式が採用されていました。
ところが来年からは、新しく 15点先取のルール(3ゲームマッチ) も公式戦で使えるルールとして認められることになりました。
つまり、これからは 「21点制」でも「15点制」でも公式試合が行えるようになるということです。
どうして15点制を採用したのか
今回新ルールを採用した理由は大きく2つあります。
1.選手への負担軽減
近年ワールドツアー等選手への負担が問題視されていました。
15点先取になることで試合時間が短縮され、選手への負担を軽減する目的があります。
2.観客へのおもしろさ
15点先取になることで、冒頭から激しい展開が予想されます。
観客へのわかりやすさ、おもしろさという観点も採用の目的として挙げられます。
15点制でなにが変わる?
大きくは以下が変更になると思われます。
- プレー時間
- 戦術、試合展開
- ラリー数
これらがプレーにどう影響してくるでしょうか?
プレーへの影響
新ルールの導入により、プレー(選手)への影響としては次のような点が考えられます。
- 序盤から攻撃的な展開になりやすい
- 1本のミスの影響が大きくなる
- ラリーのスピードがさらに上がる
- 粘りよりもパワーや決定力が重視される
- サーブの重要度がこれまで以上に高まる
15点制では序盤の数点がそのまま試合の流れを決めるため、よりアグレッシブな攻防が増えるでしょう。
また、1点の重みが大きくなることで、「先に流れをつかむこと」「ミスをしないこと」が勝敗を左右する要素として、これまで以上に重要になると予想されます。
まとめ
今回はバドミントンのルール改正について解説しました。
日本人は粘り強さを持ち味とした選手も多数いることから、今回のルール改正は慎重に進めていく見込みです。
今後の動向に注目ですね。