本日はバドミントンのスコアシートの書き方について解説します。
練習試合や大会で必須になるスコアシートですが、書き方がワカラナイ…。
そんな方の参考になれば幸いです。
いちいち覚えるのめんどくさいよ!もっと簡単にスコアを書きたい!っと思った方は
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なんとスマホでスコアが付けられちゃいます!
ではでは本題に。
今回はダブルスの想定で書いていきます。サーブ権は…など最低限のルールは把握している前提でお話しします。
また今回記載しているスコアシートはアプリ仕様のため形が既定のものと異なります。
はじめに
まずはスコアシートがどんなものなのか見ていきましょう。


試合によってデザインは多少変わりますが、大体は画像左のようなシートが渡されます。
これがスコアシートであり、ざっくりと中身を説明すると右のようになります。
もちろん白紙で渡されるわけではなく、大会では大会名称や対戦チームなど、ある程度記載された状態で渡されます。
※今回は犬、猫を選手として例にしています。

試合開始前に書いておくこと
スコアシートをもらったら試合スタート!とはいきません。
滞りなく試合を進めるため、始める前にいくつか書いておくと良い項目がありますので一緒に見ていきましょう。

- 主審署名、副審署名
- 試合開始時間
- サーバー、レシーバーは誰か
特に3.サーバー、レシーバーはワンミスが始まる前に対戦チーム間で決めていることが多いので
両チームがコートに入り、準備している段階で選手に聞いてもいいかもしれませんね。
1、2はワンミス中に書いておくとスムーズだと思います。
また、この段階で大切になるのは
両チームの名前と顔を一致させておくこと!
試合中「あれ…サーバーこの人で合ってたっけ…?」とならないよう、試合前に確認しておきましょう。
氏名が読めない場合はあらかじめ質問し、ダブルスの場合はユニフォームの色や靴の色などを控えておいて区別するのも良いでしょう。
今回の例では、猫大好きクラブのマンチカン選手のサーブでスタートのようですね!
いよいよ試合開始
ラブオールプレイで試合をスタートさせました。
マンチカン選手がサーブを打って、早速1点を決めたようです。この場合は以下のように書きます。

猫大好きクラブが1点を獲得し、マンチカン選手が続けてサーブを打つので、0の隣に1を書きます。
逆に、犬大好きクラブが先に1点を取った場合どのように書くでしょうか?

1は奇数なのでコート左側にいる柴犬選手にサーブ権が渡ります。
なので、柴犬選手の列に1を記載します。
では、先ほどのマンチカン選手が1点取ったところから続けて見ていきましょう。

猫大好きクラブが1点を取ったものの、犬大好きクラブも負けていません。なんと1から4点まで連続得点です。
この場合、
- 1は奇数なのでコート左にいる柴犬選手がサーブを持つ=柴犬選手の列に1を書く
- 2点目も柴犬選手がサーブを打つので2を柴犬選手の列に書く
- 3点目も同様に、柴犬選手がサーブを打つので3を柴犬選手の列に書く
- 4点目も同様に、柴犬選手がサーブを打つので4を柴犬選手の列に書く
という風に書きます。
そして犬大好きクラブが4点を取った後、次は猫大好きクラブが点を取りました。
その場合は、
- 2は偶数なので、コート右にいるロシアンブルー選手がサーブ権獲得
- ロシアンブルー選手の列に2を書く
という風になります。
マンチカン選手は1点目でサーブを打ったので、位置的にはコート左にいます。
なので必然的に右にはロシアンブルー選手がいることになるので、2点目はロシアンブルー選手がサーブ権となります。
このような考え方で、どんどんと点を書いていきます。
1セット終了
まずは1セット目が終了しました。
結果は
21-18 で犬大好きクラブの勝利。
1セット終了したら書いておくことは以下です。

主に1セット目の結果を記載します。
特に抑えて置てほしいポイントは
- スコアシート内の最終得点は、丸と罫線で記載する
ということです。
一応最終スコアを書く欄は用意されていますが、「試合が終わりました」と示すためにも
これ以上スコアを書けないようこのような書き方をします。
あと人によっては余ったスコアエリアに「×」を書いたりしていますね。
とにかくスコアの偽造を防ぐよう、最終得点はスコア内に書いておきましょう。
2セット目
さて、やっと2セット目がスタートしました。
ここで少し注目してほしい箇所があります。

- 「R」と「S」の位置
- スコアシート内の斜線
1セット目とRとSが逆になっていることに気が付いたでしょうか?
実は2セット目からは勝ったチームからサーブをします。
つまり1セット目を取った犬大好きクラブからのサーブとなります。(正確には犬大好きクラブのファーストポメラニアン選手)
また、スコアが進んでいくと延長になることもがあります。
その場合、両者20点となったタイミングでスコアシート内に斜線を入れます。
上記2つはとっても重要なので押さえておきましょう。
2セット目が終了した場合、1セット目と同様に結果を記載します。
2セット目は猫大好きクラブ勝ったようです。
では先ほどお話しした「S」「R」はどのようになるでしょうか?
3セット目

2セット目は猫大好きクラブが勝ちましたので、猫大好きクラブにサーブ権が与えられます。
以降は1セット目、2セット目と変わらずスコアを書き、結果を記入していきます。
試合終了
やっと試合が終了しました。お疲れ様でした。
最後必要事項を記入して主審は終了です。
必要事項は以下になります。

- 最終獲得セット数
- 試合終了時間
- 試合時間
- シャトル使用数
- 勝者署名
ここで最後に重要となるのは、
1.最終獲得セット数と、5.勝者署名です。
ここを間違えてしまうと、そもそもの勝敗を大きく変えかねないので、特に注意して記載するようにしてください。
そして勝者署名をもらうときは、必ず最終獲得セット数を確認してもらったうえで書いてもらいましょう。
シャトル使用数は大会ではほどんど書くことはないですが、大きい大会や公式の選手権大会などでは必要となる項目ですので
押さえておくようにしましょう。
全て記載出来たら主審の任務完了です!
でもやっぱり書くのが大変
スコアシートの書き方を解説しましたが、いかがでしたか?
…やっぱり難しい。もっと簡単にスコアを付けたい。
もっと簡単にバドミントンを楽しんでほしいという思いから、スマホでスコアを付けれるアプリを作りました!
個別で選手名が記載できるのはもちろんのこと、付けたスコアはPDF出力までできちゃいます。※iPhoneのみ
コチラの記事でも詳細を書いていますので、見てみたい方はぜひ!
ではまた!